今回は、株式会社アピリッツのWebソリューションセグメント管掌執行役員である西脇さんに、弊社ならではの魅力や、現在取り組んでいる事業、今後の展望についてお話していただきます。(2019年12月取材)
―― Webソリューションセグメントとは、具体的にどのようなことを担う部署ですか?
Webソリューションセグメントでは、お客様のWebビジネスのサポートを業務としています。外部推進力として、お客様がWebで実現したいサービスの企画やサービスの構築をします。
また、コンサルティングサービスも提供しています。具体的には、AWS等のクラウドの環境構築と運用サポート、構築したWebサービスを運用して事業を進めるために必要な解析等です。
そのなかで私は執行役員として、Webソリューションセグメント全体の事業計画、組織運営、営業、採用、環境整備、その他諸々を担当しています。ただ、個人的に一番好きなことは、Webビジネスプロデューサーとしてお客様のWeb事業推進を担うことです。
―― 今までの経歴やアピリッツ参加の経緯を教えてください!
新卒でJPOWER(入社当初は電源開発株式会社)の関連会社で9年間、SE・PM・システムコンサルタントを経験しました。新人研修が終わってすぐにボストン・コンサルティング・グループとの電源開発民営化に向けたタスクフォースに配属されたことは、自分のキャリアとして大きなポイントだったと感じています。ただ、大きな会社だったため、扱っているシステムも社内に閉じていて、当時Web技術の盛り上がりを強く感じていた自分にとっては、どこか窮屈に感じてしまったこともありまして。
それで、当社アピリッツに転職し、営業部署の立ち上げを3年間行いました。コンサルタント・営業・PMといった役割を時々に切り替えてプロジェクトを進めるスタイルはこの頃からです。
その後、独立して会社経営を3年。その後、いわゆるバイアウト(事業譲渡)で再び当社に出戻りました。戻ったころはメンバー10人ほどの部長からはじめて執行役員になり、管掌する組織も全体で約120名までになったと。そんな感じです。
挑戦し続ける会社
―― アピリッツはどんな会社ですか?魅力も含めて教えてください!
しっかりとモノづくりをして、お客様へ提供し続ける会社ですね。そしてWebに関わって仕事をしたい人が集まっているところも魅力です。特にアピリッツには”真剣に取り組む”という想いの強い人がそろっていると思います。
社員一人一人が”キッチリやりきる”って事にすごく真面目で、マインドもあってちゃんと納品物には責任を持っています。そういった”Webに真剣に取り組みたい”って想いに応えるところが、文化的にも、事業的にも、ベースにあるのが、アピリッツの魅力です。
あとは、そのベースの上で継続的に何かを試し、挑戦していくことを大事にしています。そういう意味では、Webソリューションセグメント全体が「よろず屋」っぽくなっていて、若干特徴が見えにくいかもしれないです。でもその状態こそがWebの業界ではすごく稀なんです。Webの業界で、開発からデザイン、AWSクラウド支援、運営、分析……「何でもいけます!」って会社は少ないです。そここそが私たちの魅力であり特徴だと思います。
お客様からよく言われるのは、開発もデザインもマーケティングも運用も……すべて1社で済むため「頼みやすくて不安がない」と言われます。幸いお客様からの評価も高いので、レベルの高いものを提供できていると思っています。少し手前味噌に聞こえてしまうかもしれないですが(笑)
お客様が欲しいものをつくり続ける
――継続的なチャレンジのなかで、色々な事業を立ち上げて失敗することはありましたか?
基本は限りなくマーケットインを意識していて、”お客様が欲しいものを作る”という事をできるだけやっているので、閃きだけで闇雲に作っているのと違って一定数のニーズがありましたね。
そういう意味では、大外しはそんなにしなかったかな? あとは、それを育てながら軌道修正を続け、より成長させる形で進めてきました。
―― 最近も新しい事業を展開しているようですが……
先ほどお話しした”お客様が欲しいものを作る”という話で考えると、ちょっと異色なのは、今取り組んでいるAI事業ですね。ニーズがあるかどうかというよりは、今後を考えたときに、AIを取り組まないままシステムを生業にしているって正直難しいです。ということで、去年から新しくAIを専門で研究開発するグループを立上げました。
なので、AIについてはちょっと入り方がいつもとは違う珍しいパターンですね。市場がAIについて理解してないため、市場のニーズにAIって見えづらいんですよね。何がAIであって、何がAIじゃないか分かりづらいんです。ですが、今後も、もっとラクになったり、便利で、より面白い、みたいなサービスを1個1個作っていきたいと考えると、結局どれもベースにAIの技術が必要になってくると思います。
お客様からの要望というよりは、自分たちから提案していくスタイルになっています。今後はお客様のサービスの中身を聞いて、AIでもっと便利になるところを見つけ、提供していく。そういうソリューションの提供もしていきたいと考えています。
全ての社員が笑顔で活躍できる会社でありたい
―― 今後、どのような会社にしていきたいか教えてください!
エンジニア、デザイナー、アナリスト、コンサルタント、営業など職務範囲の違いはあっても、アピリッツで働く人みんなが達成感を得られて、「仕事することが楽しい!」とチームで実感できる状態にしたいですね。
そのためにはやっぱり、誰にでもできる仕事より「しんどいけどみんなでなんとかしたぞ!」って思える難易度の高いプロジェクトにチャレンジして、苦しい場面をお客様と共に楽しんで達成していきたいです。
お客様から「本当に頼んでよかった!」と言って頂けた時が最高の喜びだと思うんですよ。そこまでを一つのプロジェクトの形として繰り返して、充実した仕事が体験できる場にしていきたいです。その達成感・感動を仕事の喜びとしてシェアできる全ての社員が、笑顔で活躍する会社でありたいと思っています。
―― 西脇さん、ありがとうございました!
西脇学(Manabu Nishiwaki)
執行役員 Webセグメント担当
大学ではマーケティングを専攻。DBによるマーケティングの進化に魅了され1996年からエンジニアとしてキャリアを開始し、インターネットに出会う。
2005年にアピリッツ(旧KBMJ)に営業兼PMとして中途入社。営業部門の立ち上げ、SNSパッケージの展開を進める。その後数社を経営するが事業譲渡によりふたたびアピリッツへ戻り現職。Webビジネスプロデューサー、システムコンサルタント。
趣味は30歳からの自転車と45歳からのダーツ。NBA観戦と息子たちのバスケ応援が大好き。
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