10月17日に第2回目となるWBCカレッジ「ウメムラボ」を開催しました。今回もイベントの様子についてレポートします!
今回のWBCカレッジは、自律型人材研修ボードゲーム「TEAM CLIP」開発者の徳一輝さんをお招きして、「共創」「チームメンバー視点」「制約下の意思決定」「振り返り(リフレクション)」を、楽しみながら体験する時間となりました。講義の前半は、徳さんから「上司からの指示を待ってからではなく、自分の意思で能動的に行動する”自律型”人材が、変化の激しい現代で重要である」こと、「心理的安全性の重要性」「正しい業務改善理論の理解」「キャリア観の明確化」が自律型人材の育成において必要な3つの要素であることを解説いただき、後半で実際に4人グループになって「TEAM CLIP」を体験。どのグループも、最初はルールの理解にやや困惑しつつも、初対面とは思えないほどの盛り上がりぶりを見せていました!


WBCカレッジを終えて
今回講師としてご登壇いただいた徳さんへ、WBCカレッジの感想をお伺いしてきました!
ーーWBCカレッジお疲れ様でした!冒頭徳さんからの説明もあって、参加者の方がスムーズにゲームに参加できていたのかと思うのですが、導入の部分で何か工夫されていることはありますか?
「難しいと思わせないこと」が、とても重要だと思っています。
何事もいきなり全体を把握するのは難しいし、それでハードルが上がって途中で投げ出しちゃう人も出てくると思うんですよね。
だけど、誰だって「ここまでは簡単、できる」っていうラインがあると思うので、
簡単だと思っていることを少しずつ積み重ねていって、気が付いたら全部できているなっていう状態になるのがやっぱり理想かなと思っています。今回の研修でもそこを意識して進めていました。
ーー「TEAM CLIP」を作ろうと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
元々ゲーム研修自体に興味があって事業化したいなと思っていました。
自分が中間管理職やプレイングマネージャーの時に、思うように結果が出なかったり、メンバーとどういう風に接していいか分からなかったりで、とてもつらい時期があったんです。
振り返れば、何の経験も何の学習もしてない人が急にマネージャーになっていくから、成功できる人とできない人が出てくるのは当たり前だよねって思って、じゃあそれに対して何かしら救いになるようなアウトプットを出したいと思ったことが、「TEAM CLIP」を作ろうと思ったきっかけです。
ーー今回の研修を通して徳さんが一番伝えたいことは何でしょうか。
ただ「楽しかった」「仲良くなれた」で着地するのではなく、本人に何かを気づかせることが研修だと思っています。
今回のような体験型の学習で得られるような、自分に足りないものやこういう傾向があるっていう気づきって、明日以降もきっと覚えていると思うんですよね。なので、今回のこの研修が参加者の方にとっていい時間になっていればいいなと思います。
徳さん、ありがとうございました!実際に参加された方にも、体験してみての感想を伺いました。
ゲームを始める前にリーダーを決めてスタートしたのですが、リーダーしかできない業務があったりして全体を俯瞰しながらも、プレイングマネージャーとして作業にも入る場面があり、「実際の業務と同じだ」と疑似体験をする事ができました!
その中で一番思ったのは、役割分担と声かけの重要性ですね。リーダーからメンバーへの指示、メンバーからリーダーへの報告と言った一方通行の会話ではなくて、それぞれ担当している役割が見えやすい仕組みとコミュニケーションの工夫が重要だと思いました。
手が空くと研修室のマスに入って資格を取りがちな自分がいると気が付きました。笑
確かに自分も実際に資格を勉強する事が多いので、「ゲームで実際の性格が出てるな」と感じました。
初めての方同士で参加しましたが、ゲームを通じて活発に会話ができたので楽しかったです!!!
今後もアピリッツでは、社内外に向けた知識共有の場を増やしてまいります。このような活動にご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひconnpass・peatixをご確認ください。その際は、「WBCカレッジ」のフォローもぜひよろしくお願いいたします!


<講師のご紹介>
- 徳 一輝(Toku Kazuki)
合同会社Smart Ape COO(Chief Operating Officer)。 1990年大阪府生まれ。これまで飲食、フィットネス、専門商社など複数の企業に参画し、MVV設計および浸透を主とした組織開発およびスキル開発の研修プランニングや講師を担当した。現在はゲーミフィケーション研修事業の責任者として活動しながら、ベンチャー企業から東証プライム上場企業まで幅広い採用、研修課題解決に向けたアプローチに従事する。
11月のイベント情報
11月のWBCカレッジのご案内です。今回のような勉強会だけではなく、アピリッツのHCDやUXデザインの専門家が参加者一人一人のお悩みに寄り添う「サービスデザイン談話室」も開催しています。こちらもぜひご参加ください!


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