この記事はアピリッツの技術ブログ「DoRuby」から移行した記事です。情報が古い可能性がありますのでご注意ください。
はじめまして。
KBMJでSIを担当している花吹雪です。
RadiantCMSは、Ruby on Railsをベースにして開発されたCMSアプリケーションです。
え?CMSって何かって?ハハハ。実は僕にもよくわかっていないんだ。
じゃあ、まずはそこから説明してみようか。
難しく言うと、コンテンツマネージメントシステム(CMS:Content Management System)の略。
簡単に言うと、ページのデザインとかコンテンツの管理を、ソフトウェアで
自動的に行えるようにしたものです。 いわゆる「ブログ」がまさにそうだよね。
あと「Wiki」というのも聞いたことがあるかな。
ああいった、特にデザインやデータベースの知識がなくても、ブラウザ上から簡単に
レイアウトやデータの蓄積ができるものを言うんだね。
で、このCMSを、Ruby on Railsベースで開発したものがRadiantCMSってわけ。
とりあえずインストールしてみて、あとは使ってから考えてみようか。
開発環境
OS:CentOS5
Rubyバージョン:1.8.6
RubyGemsバージョン:0.9.4
今回は上記の環境で作業を行いました。Ruby等のインストール方法は
ここでは触れません。他の誰かが書いてくれてると信じたい。
インストール
インストールはRuby Gems を使います。これは簡単だね。$ gem install radiant
新しいプロジェクトの作成
インストールが出来たら新しいプロジェクトを作成します。$ radiant –database [database adapter] [path]
[database adapter] には、「mysql」「postgres」「sqlite3」のいずれかを設定します。
自分の環境で使うデータベースに合わせてね。
[path] には、プロジェクトを作成する場所のパスを指定します。
例えば、使用するデータベースがMySQLで、「/home/radiant_project」以下に
新しいRadiantプロジェクトを作る場合はこんな感じ。$ radiant –database mysql /home/radiant_project
データベースの設定
新しいプロジェクトを作成したら、今度はデータベースの設定を行います。
以下の設定ファイルに、自分の環境に合わせて設定を行ってください。$ vi /home/radiant_project/config/database.yml
development:
adapter: mysql
database: radiant_project
username: root
password:rootpass
host: localhost
encoding: utf8
test:
adapter: mysql
database: radiant_project_test
username: testname
password: testpass
host: localhost
encoding: utf8
production:
adapter: mysql
database: radiant_project
username: root
password: rootpass
host: localhost
encoding: utf8
ん?なんで同じような設定が3箇所もあるの?と思った方。
いや、おっしゃる通りです。
ここからは受け売りなんだけど、どうもRailsアプリケーションには「environments」と
呼ばれる概念があるらしく、「testing」「development」「production」の3つの設定に
分かれてるんだって。
で、「test」環境は、unitテストやfunctionalテストの際に利用。
「development」環境は、Radiant開発者が利用。
「production」環境は、通常のRadiantの利用に最適化されている環境だそうです。
だから、設定ファイルもそれらの環境ごとに分かれてるとの事。
あと、わかってるとは思うけど、上で設定しているデータベースとかユーザとかは、
あらかじめ用意しておいてね。
今回はここまで
あとはデータベースを初期化して、Radiantを実行すれば終わりなんだけど、
結構長くなっちゃったので続きは次回に。
それに、どうせなら日本語化してみたいとか思わない?
それも含めて、次回、詳しく説明します。
お楽しみに!