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僕にグッときたデザイン賞 ~公衆トイレ編~


デジタルビジネス部所属、Webディレクターの伊與田です。

まったくもって、デザインです。
世の中デザインに溢れています。

ココまでで、すでに3回も「デザイン」という言葉が出てきてしまいました。

デザインとは何でしょうか?

デザインとは「問題解決の手法」です。

言い切ってしまいました。
が、これは僕自身の定義の話です。

立場や使用場面、また、時代によっても言葉の意味合いは変化します。

が、いずれの場合も「問題解決の手法」という軸が定義として存在しているはずです。
存在していて欲しいです。


なので、そう考えると、今その場で3秒周りを見渡すだけでも
軽く30は「デザイン」が存在しているはずです。
存在していて欲しいです。

この記事では、僕が街で見かけたデザインの中で
「問題解決の手法があまりに素晴らしくて衝撃を受けたモノ・コト」をご紹介します。

今、どこにいますか?

もし公衆トイレにいるのであれば、
ちょっと、その場で周りを見渡してみてください。



・・・

どうですか?

素晴らしいですよね?

そうです。
今回ご紹介するのは ―――

公衆トイレの個室のドア

です。

おそらく「鍵がかかってない個室のドアは自動的に開いている」のではないでしょうか?

ココ最近の公衆トイレは、ほぼ、そうなっているはずです。
なってなかったらホントすいません。

鍵をかけなければ自動で開く

この「手法」によって以下の「2つの問題が解決」されています。

空室確認に時間・手間がかかる

例えば、常にドアが閉まっているタイプの場合の空室確認の方法は
「ドアノブ付近の赤or青のサイン」です。


上の画像は冗談ですが、このタイプのトイレの場合、
確認するのにいちいちドアの正面にまわる必要があり、
空きが無ければ通路の奥まで進んだ挙句、トイレの入口まで戻らなければなりません。

一刻を争う時もあるでしょう。
由々しき問題と言えます。


「鍵がかかってなければ自動的に開く」場合はどうでしょうか?

一覧性が高いため、トイレの入口付近からすべての個室の空き状況が分かり、
確認時間もわずかに3秒、空きが無ければそのままその場で待機できます。



鍵のかけ忘れによるバッティング

最悪の状況です。
詳しくは書きません。


鍵をかけずに……恐ろしいことです。


「鍵がかかってなければ自動的に開く」場合はどうでしょうか?

「鍵がかかってないのに使用中」という状況が無くなるため
「使用中の個室のドアを開けてしまう」ことも無くなるでしょう。

「鍵かけない派」の人はバグです。

シンプルいつもグッド

シンプルがベストかは分かりませんが、
シンプルなデザインにはいつもグッとキます。

「良いデザインほど意識されない」みたいなコトを
よく耳にしますが、同感です。

あなたが「デザイン」と認識していないかもしれない「デザイン」を、
またこの場でご紹介できればと思います。

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